〜事例で見る、こんな時は、経験チャンス!〜

例えばこんなことないですか?


事例①

子ども:〇〇の映画見に行きたい。 親:休み取れないんだよなぁ

 

こんな感じで、子供の希望にそえないことってありませんか?

ヘルパーを使えば、本人とヘルパーで一緒に映画を見ることができます。映画を見るという余暇活動を楽しむことができ、家族以外の人と活動できたという経験や達成感にもつながります。

子供のうちに、ヘルパーを使って自分で映画を見に行くや買い物をするということを達成することは、子供がもっと自分でできるかもしれない、もっとやってもいたいと希望ややる気を持つきっかけになるのではないかと考えています。また、決められたお小遣いの中で何ができるかや、遊びに行く計画を一緒に考えることもします。その中で、どの電車に乗るのか、いくらかかるのか、時間はどのくらいかかるのかなどの計算も一緒にやります。ぜひ、皆さんもヘルパー利用を考えてみて下さい。

 

 

 

事例②

―家でー

子ども:喉乾いたー 親:じゃあ、お茶飲んで

―別の日、友達の家にてー

友達の親:好きなもの飲んでいいよ (お盆にはたくさんの種類のジュース) 子ども:えっと・・・ 友達:僕はこれにする。

 

自分で決めるのって意外と難しいんです。ジュースを出すご家庭も出さないご家庭もありますよね。どちらが正しいというのはありません。ジュースを出すという家庭に出会うことで、子供の世界が広がるきっかけになります。

 

 

 

 

 

 事例③

 ―ファミレスで―

 

友達の親:(子どもの名前)は何が好きなの? 親:(子どもの名前)はお肉が好きだもんね?だからハンバーグにしようか。 子:うん・・・

 

どんなにお肉が好きでも違うものが食べたい時ってありませんか?

知らず知らずのうちに子供の好き嫌いを決めてしまっていませんか?親の知らない好き嫌いがあるかもしれないですし、その日の気分によって違うかもしれません。子供が発言できる空気を作っていますか?

子供は選択できないと思うのではなく、「できる」と信じましょう。時間がかかっても自分で決めることは自身にもつながります。

好き嫌いを決めることは意外と難しいことです。例えば、嫌いだと思っていたものでも、食べてみたら意外とおいしかったということは、よくあることだと思います。自分のことであっても好き嫌いを決めることは難しいのです。自分以外の人の好き嫌いを決めることはもっと難しいとは思いませんか?それがたとえ自分のことどもであっても例外ではないと思います。

子供の可能性を広げるためにも、これは無理、これは嫌いでしょと決めつけず、たくさんの経験ができる環境づくりが大切ではないでしょうか。